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はるちゃんトイレ

 
製造元 : 文溪堂
価格 : 1,050円 (税込)
作:中川ひろたか 絵:田中靖夫
ポイント : 10
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 商品詳細説明
 
 
 
作: 中川ひろたか
絵: 田中靖夫
出版社: 文溪堂
本のサイズ: 21×19.5cm 24P

中川ひろたかのレビュー
 2歳児のはるちゃんが、砂場で遊んでいるときにふと「もよおす」のですね。

1歳児は、無視してます。おむつもしてます。気にしません。
2歳児になると、もよおすと、もぞもぞします。
でも、いいかってな気にもなって、楽しいことが優先されます。
そんな様子を発見すると、よい保育士は、声をかけます。
「はるちゃん、おトイレ いってらっしゃい」
ちょっとしょうがない保育士になると「はるちゃん、おトイレ、いっトイレ」ってなりますがだれに、ウケようと思っているのでしょうか。
さて、はるちゃんですが「はーい」 と返事はいいんだけど、基本は、楽しいこと優先なので、目に入ったもの、興味のある方に、身体が行ってしまうのですね。
そこが、2歳児のすごいところ。で、あちこち引っかかりながらも、(ま、たいていは、そのトイレまでの道のりの間にも保育士からの適切な「言葉かけ」がありますが)はるちゃんは、トイレにたどりつきます。
トイレで、うんこができるのは、かなり高度なテクニックです。
昔、洋式便所が日本に入ってきたときは、座っても、どうも太ももの裏に意識が行っちゃって、おしりの中心に気持ちが集中しなかったんだよね。
大人でも、そうでした。
「現代の」 小さい子たちも、それと同じなのかわからないけど、もうすぐ出る頃なのに(いい保育士は、その子の「間隔」を把握しています)座ったら出ない。おしっこでも、そう。
トイレにあきてしまって、立ってその辺で遊んでいるうちに出ちゃったなんてことは、よくある。
根気よく、それを繰り返しているうちにある日、ちゃんとトイレで出ることがある。
最初は、偶然かも知れないけど、それを繰り返しているうちに習慣になっていくんですね。

さて、はるちゃん。トイレに到着。パンツを脱いで、うんこうんうん。出たら、おしりをふいて、みずをながす。そのとき「うんこバイバイ」って言う。これは、みんな言う。どんな子も言う。電車見ても、言う。行ってしまうものに対して、2歳児は、 みんな「バイバイ」って言うのです。そこが2歳児のすごいとこです。忘れてはならないのは、ぼくたち大人もかつてはそうだったということです。
そこが、人間の原点だということです。

絵本の絵は、田中靖夫さん。『一番搾り』のCMで使われたイラストが好きでその作者をさがしてたら、それは、田中靖夫という人だと、ある人が教えてくれました。
たぶん絵本は、初めてなはず。ラフが出るというので、事務所に行くと、もう完成してた。パンツ下ろすとこと、おしりふくところ。すばらしいです。
1カ所も修正することなく(文は、一部変えましたが)そのまま印刷所に。
田中さんの作品には「ごきぶり」と「がいこつ」などきわどいものが多い。
あんなかわいい絵を描かれる方なのにね。そこで、バランスとっているのかな。面白いおじさんです。

(初出:「こどもの本 2007年8月号」 日本児童図書出版協会)
出版社の紹介文
はるちゃんがお砂場であそんでいると…ん?「はるちゃん,おトイレいってらっしゃい」はるちゃんはひとりでトイレにいって,うんちバイバイできるかな?作者が元保育士としての現場実践経験を元に作った,小さい子どもからのトイレ絵本。
 
 
 
 
 本を読んだ感想
 
 
  氏名 : 評点 : ★★★★★★★★★★★★★★
内容 :
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